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東日本大震災・被災地支援展覧会「3月11日の、あのね。#6」展、30日まで開催中です。

NPO法人3.11こども文庫と全労済ホール/スペース・ゼロの共同で開催されている「3月11日の、あのね。#6」展が、昨日21日から開催されています。

「3.11ふくしまそうまの子どもの描くたいせつな絵」展では、東日本大震災の直後に福島の子どもたちが描いた絵がたくさん飾られています。


津波で被害を受けたまちの姿を描いたものが多いのが印象的です。
当時の子どもたちの複雑な心境が、絵を通じて伝わってきます。

一方、こちらは震災を知らない子どもたちの絵。

花やフルーツやお菓子、未来のまちや乗り物など、カラフルな絵が目に飛び込んできます。
ですが、海の絵を描いた子どもたちは、ほとんどいません。

震災前、子どもたちみんなの遊び場だった海。
震災後に育った子どもたちは、その海で遊んだことはありません。
それどころか、海を見たことがない子どもたちもたくさんいるのです。
6年という長い月日が経ったようでも、現地が以前の様子を取り戻すまで、まだまだ長い時間がかかるのです。

 

震災直後に子どもたちが描いた絵や言葉から、アーティストがインスピレーションを受けて制作した作品も展示されています。

 

そのほか、マザーグースで有名な世界的絵本作家のブライアン・ワイルドスミス氏の作品や、写真家・山下裕之さんが福島に住む親子を撮影した「ふくしまだっこ」も展示されています。

盛りだくさんの内容となっている「3月11日の、あのね。#6」展は、3月30日(木)まで。
東日本大震災から早くも6年が経過しますが、記憶を風化させてはいけません。
今だからこそ、大切な何かを感じることができる展覧会です。
是非、足をお運びください。

 

 

■ 日時:開催中~3月30日(木) 11~19時(最終日は17時まで)
■ 会場:全労済ホール/スペース・ゼロ(渋谷区代々木2-12-10 全労済会館B1)
■ 入場無料

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