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新宿の地下道にドラゴン現る!? 趙 燁さんの驚きアート!

 

集中すると仕上がりまでは早い。

集中すると仕上がりまでは早い。

靖国通りの地下街「新宿サブナード一丁目」を横切り西武新宿駅に沿って延びる「ペペ前通路」に入ると、ノスタルジックなレンガの柱が並んでいます。

おや? 真ん中の二本の柱に人だかり。覗いてみると、なんと二頭のドラゴンが柱から今にも飛び出して……くるかのようなドッキリアートを描いている美人のお姉さんは、テレビや雑誌でもおなじみの趙 燁(ちょうひかる)さん。現役の美大生でもある趙さんにお話をうかがいました。

——–趙さん、おつかれさまです! 普段、見慣れている柱から突然、ドラゴンが!?とびっくりしました。

そうでしょう?(笑) 本当は、恐竜を描くつもりだったんです。でも途中で、「ドラゴンのほうがアドベンチャー力が強いなあ」とこっちにしました。

——–そうそう、今回のテーマは「アドベンチャー」ですよね?

ええ、普段、頑張ってお仕事をされている皆さんや、夏休みの子供たちなど、ここを通る人たちが、この作品を見てワクワクしてくれたら嬉しいな、と。そして、今年の夏、ちょっとアドベンチャーにでかけてみようかな、と思ってもらえたら!

——–ええ、ワクワクしてきます。かなり大きい作品ですが、いつもはどんな絵を描いているのですか?

普段は、ここまで大きな絵は描いたことがないんです。もともとボディペインティングが好きで、それもただの絵よりも、ちょっと驚くような仕掛けがあったほうが楽しいなと作品を発表してきましたが、柱に描いたのは初めてですね。どうなるか心配だったのですが、思ったよりいい出来で満足です!

——–参考にしたドラゴンはいるんでしょうか?

架空の生物なので、オリジナルです。名前もつけたんですよ。右の赤いドラゴンは「ドーラちゃん」。左の緑のドラゴンは「ゴン君」。こちらは男の子です。

——–ドーラちゃんにゴン君……。怖そうなのに、だんだんかわいらしく見えてきました(笑) 趙さんは新宿に何か思い出はありますか?

高校の授業が終わると、夕方から新宿にあった美術の予備校に通っていたんですよ。だけど受験生だったし、ほとんど新宿では遊ばず、まっすぐ家に帰りました。でも、毎日のように通っていた新宿で絵を描かせていただけるのは、すごく嬉しいです。連日の猛暑で、ちょっと蒸し暑かったのですが(笑)

笑顔いっぱいで対応してくださったのが印象的

笑顔いっぱいで対応してくださったのが印象的

——–おつかれさまでした! 次はどんな作品でみなさんを驚かすのでしょう?

10月末に念願の作品集「超閃光ガールズ(SUPER FLASHGIRLS)」がでます。それから、東急ハンズでハロウィンのイベントをしたり。コラボグッズも販売する予定です。これからも、あっと驚く作品を作っていきたいですね!

■ひとこと

明るく元気いっぱいの趙さん、作品も元気をもらえる大迫力のドラゴンです。涼しいサブナードでお買い物された後は、レンガの通路も覗いてみてくださいね。

■展示会場

場所:西武新宿ペペ前通路(※靖国通りの地下街「新宿サブナード」一丁目から、西武新宿駅に沿って延びているレンガの地下通路)
日時:8月21日(水)〜9月6日(日)
作品名:アドベンチャーはすぐそこに

2体のドラゴンが…

2体のドラゴンが…

■プロフィール

趙 燁(ちょうひかる)

武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科在籍

確かな技術に裏打ちされながらも少し”キモい”、ユーモアにあふれた作品を多数発表し世界各国のメディアで紹介され話題になっている。代表作は体にリアルな目や物を描くボディペイントで、他にも映像作品や立体作品、イラストレーション作品も制作している。衣服ブランドMelantrick Hemlight,タイツブランドtokoneとのコラボレーションや、ポスター、スマートフォン向けアプリのイラストやキャラクターグッズのデザインも行っている。

http://www.hikarucho.com

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