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石橋 満「いつか『版』を超えて」が開催中!

シックな落ち着いたベテラン作家3名の共演で、ジャンルは異なりますが、共通する思いや優しさを込めた作品から見える「もう一つの場所」をキーワードに展開しています。

 

展示室Cでは、版画家の石橋満さんの展覧会「いつか『版』を超えて」が開催中です!

 

 

紙の凹凸版画は、人物や建物、乗り物、抽象画など、様々なモチーフとカラフルな作品の数々が魅力的です。

紙の版に手でインクを乗せ、プレス機で刷る石橋さん独自の技術です。
刷るごとに、同じ版から色や質感の異なる多くのバリエーションが生まれるのが特徴です。

連続した3点のプロセス作品も展示してあります。

 

 

アルファベットをモチーフにしたエッチング作品。
このシリーズは、銅板ではなくアルミ版を腐食させて制作しています。

 

エングレーヴィングという、銅板にビュランで線を彫って溝にインクを埋め、それを刷って作品にする版画技術で制作された作品。

石橋さんが使用されていたビュランや、銅板と刷った作品が展示されており、どのように制作されたのかが分かります。

 

エングレーヴィングの作品の中でも、こちらは新宿のまちをテーマにされた作品です!
高層ビル群や、地下に伸びる通路など、物凄い本数の直線と曲線が描かれています。

都庁も高層ビル群もまだなかった、約40年前の作品です。
新宿の未来を予感していたのでしょうか。
20~30代の石橋さんは、このようにビュランによる線の世界を追求していたそうです。

 

様々な版画の技法で制作された作品が楽しめる展覧会です。
是非ご覧ください。

 

 

 

いつか「版」を超えて

出展アーティスト:石橋 満
期間:8月1日(水)~8月7日(火)11:00~19:00 ※最終日は16:00まで。
会場:ヒルトピアアートスクエア(ヒルトン東京 B1F)

石橋満さんのページはコチラ

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