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浮き出る指……まさに謎の描き師!永井秀幸氏の3Dアート公開

永井秀幸3Dアート

永井秀幸3Dアート

不思議な作品が新宿地下街に! ©永井秀幸

平面なのに、まるで飛び出しているかのような不思議な絵。おとぎの世界から抜け出してきたような不思議なキャラクターたち。世界で絶賛された永井さんの描く不思議ワールドがついに新宿に登場!!

—–永井さん、今日は大阪からいらっしゃったんですか?

久しぶりの東京です。人通りが多いですね! 今回、原画を複写して拡大した大型の3Dアートを皆さんに見ていただけるのですが、実は展示会場ではなく、ストリートで展示するのは初めてなんですよ。縦3m、横2.5mほどの作品です。、

—–お客さんの反応が気になりますか?

そうですね。僕の作品は、ただ見るだけではなく、写真を撮って楽しめるアートです。それも自分が作品のなかに入って撮影すると、より楽しめる。絵は難しいというイメージを持つ人にも親しんでもらえたら。

永井秀幸3Dアート原画

2冊のスケッチブックを使った原画

—–ただ見るだけよりも、カメラのレンズを通してみるとより立体に見えるから不思議です。

レンズを通すと違うでしょう? 今は昔と違って、いつでもスマホや携帯で写真を撮れますから、撮影して楽しむことで作品のおもしろさが伝わる僕の作品にとってはありがたいです(笑)

永井秀幸3Dアート

不思議生物?と握手する作家の永井さん

—–不思議だけど、どこか懐かしい……絵は子供のころから描いていたのですか?

絵を描くのは好きだったんですが、アーティストよりもドラゴンボールとか漫画家の作品が大好きでした。自分でもコマ撮りアニメを描いたり、オリジナルのキャラクターを考えたり。

—–そのころは平面だったんですよね? いつから3Dアートの道へ?

自分の作品を発表してみたいな、と。ちょうどSNSやYouTubeが流行っていたころだったので、ギャラリーではなくネットで上げて、評価を聞いてみたいと思いました。ちょうど20歳前後ですね。

—–YouTubeを拝見しましたが、おもしろいですね! あっという間に立体ができていくのがすごい!

最初はぜんぜん、コメントがなかったんですよ(笑) でもだんたんリアルタイムに反応が返って来るようになって。海外からのコメントも増えて、そのうち仕事が広がっていきました。

永井秀幸3Dアート

指がくっつく!?

—–今回のテーマである「謎の描き師」、永井作品には何度も登場していますが、名前はあるんですか?

それが、考えようとすると考えすぎてしまって、ダメなんです。プニプニしているから、「プニン」と名づけようとしたんですけど…

—–かわいいですよ、それ!(笑) 最後に、これからの永井さんのお仕事を教えてください。

不思議な世界の紙芝居を作りました。9月1日に教育画劇さんから出版される「ひとつめこぞうとぼうしさがし」です。また、大阪や東京など各地で作品展もしていきます。これからもたくさんの人に驚いていただけたら。通勤中の方も、ちょっと足を止めて、写真を撮って楽しんでもらえたら嬉しいですね!

■ひとこと

マネージャーの方と汗だくで2時間かかって、設営していました。その途中にも、次々と会社帰りの人たちが、写真を撮って楽しんでいました。なかには外国から来た人も。説明なしでも楽しめる3Dアートを描く永井さん、独学で絵を学び、作品はYouTubeで発表。作品は写真を撮って楽しめるという、新しい世代のアーティストさんです。まだ24歳! やわらかい頭で、これからどんどん世界にも出ていって活躍してほしいですね!

永井秀幸3Dアート準備

作品の設営に大忙し

■展示

場所:新宿サブナード(西武新宿ペペ前通路(新宿サブナード一丁目のはじからぺぺに向かうレンガの地下通路))
日時:8月21日(金)〜9月6日(日)
作品名:謎の絵描き師

■プロフィール

永井 秀幸

1991年生まれ 24歳  大阪市在住

スケッチブック2枚を立てかけた時の角度と錯覚を利用して絵が紙面から飛び出したように見える作品を中心に制作を続けて活動中。YouTubeの公式チャンネルは計500万回以上再生されており国内外問わずに3Dアート作品の認知度が広まっている。

著書:
「錯覚体験!! 3Dトリックアート」(全3巻・汐文社)
「ふしぎなかいだん」(金の星社)

Webサイト http://nagaihideyukiart.jimdo.com/
Facebook https://www.facebook.com/NAGAHIDE
Twitter @hideyuki_nagai
Youtube NAGAI HIDEYUKI channel

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